1本目の月次まとめを半月遅れで出したと思ったら、2本目も負けじと3月が終わりかけてから書き始めた(
今回も前回と同じ構成で、だいたい次のようなパートに分ける。
-
入力
Reading:専門書、小説、良い記事など、読んだもの全般
Anime:新作でも旧作でも、TVでも劇場版でも、とにかく観たアニメの記録
Others:映画やドラマなど、そのほか -
雑念
その時々で考えていたことを書くかもしれない -
出力
Blogかもしれないし、あまりにレベルが低くて1か月何も出ないかもしれない( -
旅行記
どこかへ行ったら書く。行かなかったらそれまで -
雑
上のどこにも入らない細々したこと
では本文へ。
入力
Reading
2月はあまり本を読めず、『人月神話』を一冊読み切っただけだった。
この本はあまりにも有名で、プログラミングに触れる前から名前だけは知っていた。変化の激しいIT分野で、1975年に出た本が何十年経っても古典として読み継がれているのだから、それだけで本の強さが分かる。
読む前は、難解で分厚い専門書を想像していた。ところが読み始めてみると、むしろ独立した文章を束ねたエッセイ集に近い印象だった。著者が自分の経験をもとに、ソフトウェア工学のさまざまな困難と、それにどう対処できるのか、あるいはどうにもならないのかを書いている。
自分の実務経験はまだ1年ちょっとしかないので、読みながら十分に飲み込めないところもあった。でも、その一方で妙に実感を持って読める箇所も多かった。たぶんプロジェクト経験が増えてから読み返すと、もっと深く刺さる本なんだと思う。
もしメモを取るなら、本ごと貼り付けてもいいくらいには無駄がない。ほとんど全ページが知識点だと言ってもいい(笑)。なのでここでは、一番有名な 人月の誤解 と 銀の弾丸はない(No silver bullet) の2章だけ、簡単に触れておく。
-
人月の誤解
著者が強調しているのは、人と月が単純に交換できる単位ではないということ。1人が6か月かける仕事を、6人で1か月で終わらせられるとはまず限らない。
日本では今でも人月という考え方がかなり広く使われている印象がある。正直、自分にもそれに対する明快な代案はない。まだ新人で、より良い工数見積もりの仕方も思いつかない。
それでも最低限覚えておきたいのは、人月は雑に置き換えられないこと、そして遅れているプロジェクトに人を足すと、むしろさらに遅れやすいということだ。 -
銀の弾丸はない(No silver bullet)
著者はこう予言する。今後10年以内に、生産性を桁違いに向上させる単独のソフトウェア工学上の進歩、すなわち銀の弾丸は現れない。
その理由として、ソフトウェア開発の困難は本質的な困難(複雑性、一致性、可変性、不可視性)と副次的な困難に分けられる、と述べている。
これまでの技術的進歩の多くは副次的な困難の解消には役立ってきたけれど、本質的な困難を大きく解決する道具はまだ現れていない、というわけだ。正直なところ、自分はこの章をまだ十分に理解できていない。経験が足りないし、1975年当時のソフトウェア開発の空気も知らない。著者が本の中で触れているオブジェクト指向も、今ではすっかり当たり前の前提になっている。
それでも、何となく言いたい方向は分かる気がする。ソフトウェア開発で本当に難しいのはコーディングそのものではなく、設計のほうだ、という話なのだろう。たぶん。
このあたりは、あとでまた読み返したい。
ほかにも例えば:
プログラムをシステムの一部としてのモジュールにするには少なくとも3倍のコストがかかり、さらに販売可能な製品にするにも同じくらいコストがかかる。つまりプログラムからシステム製品まで持っていくには最低でも9倍- 良いプログラマと悪いプログラマの差は桁違いになり得る
- 外科手術チームのような小規模チームを組むのがよい
- システム設計における概念的一貫性を保つことがとても重要
知識点が多すぎるので、あとで別記事を一本立てて、読んでいるときに引いたメモと自分の感想をまとめたい。
大事なのは、これはあくまで初読の感想だということ。今後読み返したときも感想を更新していって、経験が増えるにつれて理解がどう深まるかを記録できたら面白そうだ。
読み終えてからあれこれ調べていたら、意外にも
编程随想が豆瓣に書いたレビューを見つけた:人月神话(不朽的软件工程名著)
编程随想のその後を思うと、少ししんみりする。
Anime
-
2月に新しく追い始めたもの
-
僕の心のヤバイやつ
1期放送時に1話だけ見たのだけど、その時はとにかく痛すぎて無理だった。『中二病でも恋がしたい』以上に無理だった。1話以降どんどん評判が上がっていったのは知っていたけれど、見る気は起きなかった。
2期も最初は見るつもりがなかった。でも、たまたまBangumiで2期の順位が総合トップ100に入っているのを見て驚いた。何なんだこれは、本当にそこまでの怪物なのか、それとも過大評価なのか、と気になってしまった(
そこで2期の途中の一話を適当に開いてみたら、思いのほか楽しく見られた。そこから慌てて1期に戻って追いかけた。1期はやはり最初かなりきついのだけど、そこを越えるとだんだん観やすくなっていく。
2期は明らかに予算が増えていて、OPは綺麗だし、ちょっと見せつけるような勢いすらある。1期の反響が予想以上によくて、制作側も追加で力を入れたのかもしれない。
1期にはまだ少し貧しさがあったけれど、2期はかなり安定しているし、こちらが引いてしまうようなくだりもかなり減っているので、観感はかなり良くなった。
何より、この作品の笑いはキャラを馬鹿にして取るタイプではなく、男女主人公のやり取りや細かいディテールの積み重ねで自然に笑わせてくる。
感情描写も繊細で、二人の迷いや少しずつの前進を、視聴者も一緒に感じ取れる。少なくとも自分はかなり没入して見ていた。
ちゃんと心から楽しくなれるアニメだった。とても良い。 -
愚蠢天使与恶魔共舞
そこそこ楽しいコメディ。OPも良い。少しだけ見た。 -
反派大小姐等级99~我是隐藏BOSS但不是魔王~(悪役令嬢レベル99~私は裏ボスですが魔王ではありません~)
黒髪ロングのヒロインが良い。似た題材の作品だと、ヒロインに男性との恋愛線がほとんどないことが多いけれど、これは明らかに恋愛線に発展しそうな男性キャラがいて、その点が少し珍しい。
-
-
続けて見ているもの
-
狩龙人拉格纳
話が良い。このまま見続ける。 -
勇气爆发 Bang Bravern
この先どんな無茶をやるのか見届けたい。 -
事与愿违的不死冒险者(望まぬ不死の冒険者)
それなりに話があって、普通に見られる。 -
治愈魔法的错误使用方法
これもそれなりに話があって、普通に見られる。 -
我独自升级
戦闘作画を見るために追っている。
-
-
いったん止めたもの
- 金属口红
-
見たいけどまだ見ていないもの
- SYNDUALITY Noir 第2クール
- 药屋少女的呢喃
- 不死不幸
- 迷宫饭
- 佐佐木与文鸟小哔
- 葬送的芙莉莲
-
旧作の見直し
- Spider-Man: Across the Spider-Verse
配信に来たので見直した。美術が本当に良い。ストーリーの印象は薄くなっていたけれど、映像だけでも見返す価値があった。
- Spider-Man: Across the Spider-Verse
Others
最近見た映画やドラマ。感想はなるべくネタバレなしで。
-
劇場版 少女☆歌劇レヴュースタァライト
少歌、永遠の神。
TV版1話の17分あたりから始まるRevueは、たぶんもう何十回も見ている。本当にそれくらい好きだ。
劇場版は2021年公開。当時の自分はまだ日本にいなかったので、劇場では見られなかった。BDは後から手に入ったけれど、せっかくなら最初は大きなスクリーンで見たいと思って、ずっと取っておいた。
今回ようやくその願いが叶った。池袋新文芸座のリバイバル上映に行ったのだけど、スクリーン前の小さな舞台には華恋とひかりのマントが飾られ、中央にはPosition 0のマーク、その上から三本の光が差していて、雰囲気が完璧だった。

肝心の本編については、見ている最中ずっと「ここかっこいい」「何が起きているのかはよく分からないけど、とにかくここがかっこいい」の連続だった。
でも見終わってから、この映画が何を表現していたのかを改めて考えると、正直まったく分からない。
強い酒を一気に飲んだみたいだった -
排球少年
TV版は見ていないし、そもそも自分はスポーツアニメにそこまで強い関心があるわけでもない。それでも十分見る価値はあった。志を同じくする仲間、互いを認め合うライバル、あのまっすぐな競技精神。自分には一生体験できない青春だと思う( -
布达佩斯大饭店
物語そのものは特に大きく動いている感じがしないのだけど、中央配置を徹底した画づくりが最後まで印象に残る。
雑念
日本で暮らしてもう1年になるのに、日本語はあまり上達していない。生活でも仕事でも、思ったほど日本語を使う機会がない。
放っておけば自然に伸びる学習法では、やはりあまり伸びなかった。
最近いくつかの出来事があって、「やっぱり日本語はちゃんとやらないと駄目だな」と痛感したので、まずはアニメのシャドーイングから練習しようと思っている。
出力
開天窗。おめでとうございます
旅行記
2月はほとんどどこにも行かず、写真もあまり撮らなかった。残念。
雑
2月の初め、東京にもようやく雪が降った。この冬は全体的に気温が高めだったので、たぶんこれが初雪だったと思う。昼頃から降り始めてどんどん強くなり、夜にはそれなりの風も混じって、ちょっと吹雪っぽい雰囲気になっていた。
雪の夜の東京を撮りたくて外に出ようかと思ったけれど、数分で寒さに負けて部屋へ逃げ帰った。
残念ながら雪は長続きしなかった。深夜にはほぼ止み、その後は雨になって、朝起きた頃には積雪もほとんど残っていなかった。外へ撮りに行く気分もそこで消えた。
それでも一応、ちゃんと雪は降った。これで今年の冬もひとまず完了という感じがする。
結語
なんとか3月が終わる前に、2月まとめを書き上げることができた。末期の先延ばし癖は本当にしんどい(
今回はそんなに書くことがないと思っていたのに、いざ書き始めると結局いろいろ喋ってしまう。
あと数日で3月も終わる。そろそろ次のファイルを作る準備をしないといけない。
コメント